ジョージ・オーウェルからのライティングのアドバイス
Hi Everyone, It’s Nate.
この間ジョージ・オーウェルの「Politics and the English Language」(「政治と英語」)というエッセイを読みました。その中では、オーウェルがライティングの基本アドバイスをしています。よりクリアに書けるように、6つのルールを教えてくれました。彼のエッセイは言葉遣いと政治的出来事の相互関係についてのものですが、英語を勉強している皆さんにも役立つかなと思って、ここで紹介させて頂きます。(皆さんに参考にならないものを省略しました。)
彼のルールは次の通り:
- 短い言葉で自分が言いたいことを伝えるのであれば、短い言葉を使うこと。
- 可能な限り、要らない言葉を省略すること。
- 可能な時、受け身ではなく、能動態を使うこと。
- もし可能であれば、専門用語をやめて、その代わりに普通の言葉にすること。
①について
立派に聞こえるのは良いことかもしれませんが、結局、読者に理解してもらうのが一番重要ではないでしょうか?長い言葉を使ったら読んでいる人が分からないかも知れませんし、たくさん知らない単語が続いていたら、読者がつまらなくなって読むのを諦めるかも知れません。ですので、短い普通に使われている言葉で書きましょう。
②について
文章は余計なことばが有りすぎるとスムーズに読めず、読者に苦労をさせます。部屋と一緒で、要らないものがあちこちあると落ち着けないですよね?もちろん、このルールの解釈は作文の種類によります。「絵」の例を使って別の角度から考えましょう。何かの作り方とかエッセイは「スケッチ」のようにシンプルなもので良いですね。一方で、小説や詩はフィーリングや雰囲気を作るのに、もっと鮮やかな「油絵」が望ましいことが多いです。しかし、どちらにせよ、できるだけきれいに少ない語数で書きましょう。
③について
これは日本人にとっては特に注意しないといけないところです。日本語は受け身をよく使う言語ですけども、英語では不自然に聞こえるときがよくあります。英語では受け身は1-2割しかないでしょう。受け身を避ける作家さんが多いです。もちろん、受け身を使うのはふさわしい時もありますが、経験則としては、能動態で書けるのであれば、それにした方が良いでしょう。
④について
専門用語や外国からの借用語を書くと立派に聞こえるかも知らませんが、これらを使うと結局のところ、理解できる人数を少なくしています。やはり、普通の人が理解できる言葉で言えたら、その方が良いでしょう。特に英語を勉強している人であれば、こういうものは使い間違えやすくて、立派に書いているつもりですが、逆効果の可能性が高くなります。
これらのルールは英語だけではなくて、日本語にも適応できます。これらの経験則を頭に入れておいて自分のライティングとスピーキングをより分かりやすくしましょう。
ライティングのルール、とても参考になりました。
Nateがブログで日々の出来事を書いているのを見た時、分かりやすいと感じたことがあります。
要らない言葉を削り、シンプルに書く・話す。心がけたいです。
と言っても、分かりやすく書く・話すのは、難しいですね。
Kyokoさん、
ありがとうございます。
今度の投稿が参考になってうれしいです!
そう、何を書く・話すかを決めるのは難しいです。
でも何を書かない・話さないかを決めるのも、同じくらい難しいですよね。
このバランスを上手く取れる人は素晴らしい作家だと思います。