【語源を知ろう】ラテン語に影響される英語

Hello, it’s Nate.

普段からレッスンの中で語源を指摘することを心がけています。語源は「英語の漢字みたい」という風に説明しています。漢字のように、それぞれのパーツさえ分かれば、見たことがない言葉でも何となく意味を理解できます。英語はラテン語とギリシャ語からの語源が多いです。今回ラテン語からの語源を少し紹介しようと思います。

前作った語源についてのビデオ(3)は下記のリンクから見られます。
ビデオ①

ビデオ②

ビデオ③

ビデオ④

さて、皆さん呼吸しますか?(笑)

ラテン語では、「spirare」というのは「呼吸する」という意味があります。この語源から英語の「呼吸する」を意味する「respiration」が来ています。「re-」は「again(また)」という意味があって、「spirare」は「breathe (呼吸する)」= (直訳)「breathe again」。「perspiration(汗をかく)」もこの由来です。「per-」=through で、直訳すると「breathe through (your skin)」の意味になります。

古代ローマ人の考え方では、「呼吸する」ことは行為に関係するメタファーでもありました。例えば、目的を目指すことは、その目的へ向かって呼吸するという風に考えられていて、ここから英語の「aspire」が来ます。「a-」は「へ」で、「spire」はまた「spirare」の一部です。

古代ローマ人はあるアイデアに影響されたとき、そのアイデアが呼吸で彼らの中にに入った、と考えていたと言われています。ここから「inspire」が来ます。「in」= inで、「spire」は「breathe」です。

もし二人以上の人が一緒に悪い計画をたくらんでいたら、その人たちが「一緒に呼吸している」というイメージです。なので、ここから「conspire / conspiracy」が来ます。「con-」は「一緒に」で、「spire/spiracy」は「breathe」です。

人が亡くなるときは、その人の息が体から出るというイメージです。「expire(死ぬ)」がここから来ました。「ex-」は「out of / from(外へ)」という意味があるので、直訳すると「息が体から出た」という意味です。

「spirit (魂)」とか「spiritualility」は「breath inside you (自分の中の息)=life」の意味です。

中々面白いでしょう?

語源を勉強し出すと、あちこち気づいてきます。語源を覚えることで語彙が大分増えるので、お勧めします。

 

 

 

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